食中毒と言っても、その原因は様々です。
細菌性食中毒や自然毒による食中毒をはじめ、ウイルスによる食中毒や化学物質や有毒物質による食中毒など、食中毒はいくつものタイプに細分化されており、原因によって症状や対応の仕方も異なります。
とはいえ、食中毒全体の中で75%を占めるのは、細菌とウイルスによって引き起こされるものだと言われています。
そして、一般的には夏場に多いものの、一年を通して起こる可能性があり、主な症状として下痢と嘔吐が挙げらます。
ひどい場合は、発熱を伴うこともあるので、風邪の症状と間違われることもありますが、下痢と嘔吐を長く繰り返すため、疑わしい場合は早めに医療機関を受診することが大切です。
では、このような食中毒を防ぐためには、いったいどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
まず気をつけたいのは、細菌やウイルスを食べ物に近づけないことです。
そのためには、調理を始める前に手を入念に洗い、清潔な環境で、新鮮な食材と手入れの行き届いた調理器具を使い、料理を作ることがポイントになります。
また、できたものをすぐ食べない場合は、なるべく早く冷蔵庫に入れて保存をし、時間が経ちすぎたものは食べないようにすることも大切だ。
さらに、生物は極力控えることも意識しておきましょう。
これらはほんの一例ですが、食中毒予防の基本となるので、ぜひ生活の中で実践するようにしてください。