魚介類は美味しいですが、食中毒のリスクもあります。
特に生で食べる魚介類には注意が必要で、食中毒を防ぐために覚えておきたいことがいくつかあります。
魚は鮮度が落ちると、バクテリアや寄生虫が増えやすくなるのが実情です。
そのため、できるだけ鮮度の高いものを選び、購入したら速やかに冷蔵庫で保管する、もしくはすぐに調理することが欠かせません。
見た目や匂いで鮮度を確認する方法が基本ですが、魚は表面がヌメリがなく目が澄んでいるものを選ぶと良いでしょう。
アニサキス寄生虫による食中毒も、気をつけたいポイントの一つです。
アニサキスは特に魚介類の生食時に問題となる寄生虫で、感染すると激しい腹痛や嘔吐を引き起こすことがあります。
予防策は魚介類を十分に加熱調理するか、寿司や刺身など生で食べる際は凍結処理を施されたものを選ぶことが有効です。
具体的には、マイナス20度で24時間以上の凍結が推奨されています。
また、貝類に含まれる毒素にも注意が必要で、貝毒は加熱してもなくならないため、摂取してしまうと食中毒を起こす可能性が高いです。
貝類は安全な海域で採取されたものを選び、食中毒の発生が知られている季節やエリアは避けましょう。
手入れされた調理器具の使用も、食中毒予防には重要です。
魚介類の菌が他の食材や調理器具に移らないよう、使用後はしっかりと洗浄して適切に消毒することを心がけましょう。
生の魚介類を扱った後は、別の食材を触る前に手を洗うことも忘れてはいけません。